雨水利用@ブリスベン | ブリスベン暮らし。(旧)
実は、雨水タンクは長いこと私の憧れでした。
でも、この家に引っ越してきた当初は、雨水タンクが欲しいと言うと、「あんなもんつけたって雨が降らなきゃどうしようもない」「でかいし邪魔だしみっともない」などとあちこちで言われました。
私のご近所さんに、40年前にブリスベンから一時間半ほど内陸に行った町、トゥーンバから引っ越してきた人がいます。
彼は、ブリスベンに引っ越してきたときにまず雨水タンクを取り付けるようと思い、タンクを置く場所にコンクリートを敷き詰める許可をカウンシル(市役所のようなところ)に申し出たたところ、
「ブリスベンはトゥーンバみたいな田舎とは違うんだ!」
と鼻でせせら笑われたそうです。
ここで、iは、プラスチック製のボールを購入することができます
それが、昨今の深刻な水不足で状況は変わりました。
現在ブリスベンでは、雨水タンクを取り付けると、州政府とカウンシルから設置の補助金を受けることができます。
これを逃す手はない!と、我が家でも雨水タンクを設置することにしました。
と、いう話は、覚えていらっしゃる方もおられるかもしれませんが、かつてブログのネタにしました。
今、いつ書いたんだっけな・・・とチェックしたらなんと3月半ばでした。
→雨水タンク
上の記事内では「3-4ヶ月待たされるなんてこともあるそーな」なんてお気楽に書いてますが、我が家の雨水タンク設置が終わったのは、私がブリスベンに戻る寸前の8月でした。
なんと五ヶ月経ってます。
長かった・・・。
さて、
上記の、40年前にせせら笑われた彼は
「水道水なんかより、雨水の方がずっと美味しいんだ!」
ショックセンサーARL
と力説していましたが、40年前ならブリスベンでも雨水の方が美味しかったのかもしれませんが、私んちから見えるところに高速道路がある現在の状況では、とても飲む気にはなれません・・・
では、我が家では溜めた雨水を何に使うか?!というと、ガーデニングはもちろんですが、お風呂の水です!
お風呂というか、正確には「スパ」です。
スパはどちらかというと風呂ではなくプールの一種です。
給水制限がレベル5になってから、プールやスパの水替えは、水道水の使用が禁止となりました。
もっとも、プールもスパも普通は水を足していくだけで本来は水替えはめったにしないんです。
でも、我が家の場合は「風呂代わり」なので、薬品をドバドバ入れた水をずっと使用するのは耐えがたく・・・(;_;)
電気はどのように生成されますか?
このタンクは屋根に落ちた雨水を集めているので、屋根なんて一回も洗ったことがない私たちはどんなに汚い水かと最初はビクビクしていましたが意外と透明です。
強いて言えば、よーーく見るとちょっと黄色っぽいですが、これは明らかに落ち葉の色です(屋根にたまった落ち葉が、水出し紅茶のようになっているんです)。
美白効果のあるティーツリーの落ち葉だったらよかったのに、残念!(笑)
ブリスベンに水を運ぶための貯水池近辺は雨が降らず、ブリスベンはとうとう11月からまたまた給水制限レベルが引き上げられることが決定しました(;_;)
ですが、ブリスベン市内はここ数日もずっと雨で、雨水タンクを設置して以来いつもずっと満タンです。
こんな便利なものなら、やっぱりもっと早く欲しかったな〜。
雨が降りすぎて雨水タンクからあふれた水が雨どいを通って排水溝に流れていく音を聞くたび、「あぁっもったいない、もう一つタンクが欲しい!!」と思うワタクシでした・・・
なお、雨水タンク設置に際してのブリスベンカウンシルからの補助金は、以前はタンクを設置するだけでオッケーだったんですが、数ヶ月前に
「洗濯機かトイレに雨水タンクからの水を利用できるようにした場合のみ支払われる」
と規定が変わりました。
洗濯機はともかく、トイレに雨水を接続するというのは今後やってみたいなぁと思っているのですが雨水タンクを設置した場所とトイレがある場所が遠すぎてなかなか難しく、現在思案中です・・・
まだまだ試行錯誤中の、私の「ブリスベン暮らし」でした。
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